Claudeだけで記事を書いていると「AIくささ」や論理の飛躍がどうしても残ってしまう。
かといって、いきなりGeminiに全部任せると、今度は血の通った「自分の言葉」が消えてしまう。
それに加えて、AI特有のハルシネーション(もっともらしい嘘)が混ざる危険性もあるから注意が必要だ。
さて僕は、この記事を含めて最近の記事はほぼ全部、Claudeで下書きを作ってからGeminiに厳しく添削してもらい、最後に自分の文章ルールで整えるという流れで書いている。
この記事では、なぜ1つのAIだけじゃダメなのか、そして僕が実際にやっている具体的な手順を、Geminiから返ってきた指摘をClaudeに戻すところ、さらに自分の言葉に仕上げるところまで含めて全部公開するよ。
8回のリライトを重ねてようやく1本の記事を仕上げた経験から生まれた、今のところ一番効率がいいと感じているやり方だ。
なぜAIは1つだけじゃダメなのか
AIブログを書き始めた頃の僕は、Claudeに下書きから仕上げまで全部任せていた。でも読み返すたびに、なんとなく「AIが書いた感じ」が抜けなかったんだよね。理由は単純で、書いた本人(Claude)に直させても、同じ視点のまま直すから根本的な違和感に気づきにくいんだ。
例えるなら、自分で書いた作文を自分で何度読み返しても誤字に気づかないのと同じ感覚に近い。別の目線が入って初めて「あ、ここおかしいな」って気づけるんだよね。
逆に、最初からGeminiだけに書かせるとどうなるかというと、今度は文章として破綻はしていないんだけど、どこか他人事のような、冷たい印象になりがちだった。自分の実体験や、読んでくれている人への語りかけが薄くなってしまうんだ。
実際にやっているワークフロー全手順
というわけで、今の僕は「書く人」と「チェックする人」、そして「自分の声にする人」をはっきり分けている。具体的な手順は、次の4ステップだ。
- Claudeに下書きを書いてもらう(自分の実体験・具体例をできるだけ盛り込む)
- 書き上がった記事をそのままGeminiに渡し、「編集者として厳しくレビューして」と頼む
- Geminiの指摘の中から、自分の記事に合うものだけを選んでClaudeに直させる
- 最後に、僕自身の中で決めている「文章のルール」に当てはめて微調整する
ステップ1:Claudeで「自分の言葉」の下書きを作る
最初の下書きの段階でいちばん大事にしているのは、AIに丸投げしないことだ。自分が実際に経験したこと、感じたことをできるだけ細かくClaudeに伝えてから書いてもらうようにしているんだよね。この段階で自分の実体験が入っていないと、後でGeminiにいくらチェックしてもらっても、薄っぺらい記事のままになってしまう。
ステップ2:Geminiに「編集者」として読んでもらう
下書きができたら、そのままGeminiに渡して、良いところも悪いところも遠慮なく指摘してもらうようにしている。ここでのポイントは、Geminiに「優しく感想を聞く」んじゃなくて、「厳しい編集者のつもりでダメ出ししてください」とはっきり頼むことなんだよね。優しい聞き方だと、当たり障りのない指摘しか返ってこないことが多いから。
実際に僕が使っているプロンプトはこんな感じだ。そのままコピペして使ってみてね。
あなたはプロの編集者です。以下のブログ記事を、読者目線で厳しくレビューしてください。特に次の点を重点的にチェックしてください。
・リード文で読者の心をつかめているか
・話の流れに論理の飛躍や矛盾がないか
・最初に約束したことを最後まで守れているか(ハシゴを外していないか)
・まとめの見出しと中身が一致しているか
・読者が今日から行動できる具体的な一言があるか
ステップ3:指摘を取捨選択してClaudeに直させる
Geminiからの指摘は、正直に言うと全部が的確なわけじゃない。中には「それはこのブログの雰囲気的に採用しなくていいかな」と思うものも混ざっている。だから指摘を鵜呑みにするんじゃなくて、自分の記事の方向性に合うものだけを選んでからClaudeに伝えて直してもらう、という順番を徹底しているんだ。この取捨選択の作業こそが、実は一番重要なポイントかもしれない。
採用すると決めた指摘は、Geminiの文章をそのまま貼り付けるんじゃなくて、次のようなプロンプトでClaudeに戻している。
Geminiから以下の指摘を受けました。この指摘のうち、〇〇と〇〇を採用して、元のトーン&マナーを崩さずに記事をリライトしてください。
【Geminiの指摘】
(ここにGeminiの指摘をそのまま貼り付ける)
「どの指摘を採用するか」と「トーン&マナーを崩さないでほしい」という2点をセットで伝えるのがコツだ。指摘だけをそのまま渡すと、Claudeがその部分だけ浮いた文章にしてしまうことがあるんだよね。
ステップ4:最後は「自分の文章ルール」で微調整する
実はここまでのClaudeとGeminiのやり取りに加えて、もう一つ大事にしていることがある。それは、自分の中で決めている「文章のルール」に必ず当てはめる、ということだ。AIに書かせた文章は放っておくとどうしても均一な言い回しになりがちだから、最後は自分の基準でチェックするようにしているんだよね。
例えば、僕がこのブログで決めているルールはこんな感じだ。
- 語尾は「だ・である」を基本にしつつ、伝えたい部分は「んだよね」「だよ」(共感)で柔らかくする
- 見出しの内容と、その下の本文が実際に一致しているか必ず確認する
- 本当に伝えたい一文だけを強調、強調は多用厳禁。
- 同じ語尾を2文以上続けて使わない(不自然だし、単調で読みにくくなるから)
こうした自分ルールを最後に挟むことで、ClaudeとGeminiの指摘を機械的に取り入れるだけじゃなくて、最終的に「自分の声」で書いた記事に仕上がるようにしているんだ。
ほぼAIを使っているのに、読んだ人に「この人が書いたんだな」と感じてもらえるかどうかは、実はこの最後の一手間で決まると思っている。
実例:8回リライトで実際に何がどう変わったのか
実際にこのワークフローを一番濃く使ったのが、キーワード選定について書いたこの記事だ。Geminiのレビューだけで8回リライトを重ねることになったんだけど、その中でも特に印象に残っている2つの指摘を、実際のBefore/Afterで紹介するよ。
| 指摘のポイント | Before(Claude単体の下書き) | After(Gemini添削後) |
|---|---|---|
| 約束と結末の矛盾(ハシゴ外し) | 「AI活用のやり方まで全部公開する」と言っておきながら、文中で「これについて別記事で解説します」と話をすり替えていた | その場で実際に使っているプロンプトと出力例を公開し、リード文で約束した内容をきちんと最後まで回収した |
| 見出しと中身のズレ | 「まとめ:キーワード選定の3つのステップ」という見出しなのに、本文には実際には5つの手順が書かれていた | 「まとめ:キーワード選定の5ステップ(最初はロングテールを狙おう)」に修正し、見出しと中身を一致させた |
1つ目は、リード文で「AI活用のやり方まで全部公開する」と約束していたのに、文中で「これについて別記事で解説します」と、一貫性のない内容になってしまっていたことだ。これは典型的な「ハシゴ外し」で、Geminiに指摘されるまで自分では全く気づけなかった。
2つ目は、まとめの見出しと本文の手順の数が合っていなかったことだ。自分で書いているとどうしても、見出しと中身が少しずつズレていくことに気づきにくいんだよね。
こういう「書いた本人には見えない矛盾」を客観的に指摘してもらえるのが、Geminiに読んでもらう一番の価値だと思う。
このワークフローでうまくいくコツ
最後に、8回もリライトを重ねたからこそわかった、地味だけど大事なコツを3つ共有しておくよ。
1つ目は、Geminiの指摘文をそのままコピペしないこと。指摘の「意図」だけを汲み取って自分の言葉で書き直すようにしている。指摘文をそのまま貼り付けると、今度は逆に「Geminiくささ」が出てしまうことがあるんだよね。
2つ目は、Claudeが指摘通りにうまく直してくれないときは、指摘の内容だけじゃなく「なぜGeminiがそう指摘したのか」という理由まで一緒に伝えること。背景を添えたほうが、一発で意図通りに直ることが多い。
3つ目は、指摘を全部直そうとしないこと。指摘の数が多いと心が折れそうになるけど、優先度が高いものから2〜3個ずつ直していけば十分だよ。
まとめ:ClaudeとGeminiと自分のルールを掛け合わせると記事の質は変わる
もし今、AIで記事を書いていて「なんとなくAIくさいな」と感じているなら、今書いている記事を試しにGeminiに見せて、「厳しい編集者のつもりでレビューして」と頼んでみて。そして、プラス自分なりの文章ルールを都度Claudeにルールとして残してもらう。それだけで、次の一文の質がきっと変わるはずだよ。
Geminiからのフィードバック+Claudeへの文体ルール追加、このループを何回も繰り返して質の高い記事を作りあげる。これが今の所最強と僕は感じている。
一回ルールに追加されたら、次回からはその通りにやってくれるから、最初は大変だけどどんどん記事執筆のスピードと質が上がっていくしね。
結果としてAIをフルに使っているけれど「自分の記事」として胸を張れるようになるはずだ。
ちなみに、Claudeへの具体的な指示の出し方についてはこちらの記事でコピペで使えるプロンプトをまとめているから、合わせて読んでみてね。
Claude・Claude Code・Geminiの役割分担はAIを使ったブログ記事の書き方、1記事を短時間で仕上げる流れは1記事30分で書けるAI活用ワークフロー、AIで書いた記事を評価してもらう工夫はE-E-A-T対策の記事にまとめています。
